先日は昌慶宮についてご紹介しましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか? 今日は、「昌徳宮」を紹介しましょう! 「昌徳宮」は1405年に建てられた宮殿であり、景福宮の東側にあるといって、隣の昌慶宮と共に東厥と呼ばれました。漢陽(今のソウル)の宮殿が全て焼失された文禄の役以降、「昌徳宮」は光海君によって建て直され、高宗が景福宮を再建するまで正宮の役割を果たしました。したがって朝鮮の歴史上、最も長く国王が居所した宮殿だといえます。
「昌徳宮」の建物は山裾に沿って谷に抱かれるように配置されており、韓国宮廷建築の非定型的な造形美を代表しています。現存する朝鮮の宮殿の中でその原型が最もよく保存されており、自然との調和が卓越であることから1997年にユネスコ世界遺産に登録されました~(^^)。
「昌徳宮」の観覧時間は、2~5月、9月~10月は午前9時から午後6時までで、6月~8月は午前9時から午後6時30分まで、11月~1月は午前9時から5時30分までとなります。チケットの販売時間は観覧終了時間より一時間前までです。午後12時30分からは日本語の解説(1時間所要)が行われるので、「昌徳宮」をより詳細に観覧したい方は参考にしてください~! 観覧料は3,000ウォンですが、6歳以下の子供と65歳以上の場合は無料で観覧できます。
朝鮮王朝の歴史の舞台であり、独創的な美が巧みに表現されている「昌徳宮」はソウル市鍾路区ユルゴク路99番地に位置しており、地下鉄3号線安国駅の3番出口、または地下鉄1・3・5号線鍾路3街駅の6番出口からご利用できます。
都心の中の世界文化遺産を是非お見逃しなく~!