皆さん、「景福宮」についてお聞きになったことはありますでしょうか。「景福宮」は朝鮮時代の5つの王宮のうち、最初に建てられた宮殿です。朝鮮を建国した功臣の一人であるチョン・ドジョンによって「景福宮」と名づけられましたが、景福とは大きな幸せが万民に至ることを願うという意味です。
光化門をくぐって中に入ると、「景福宮」の中心、勤政殿が目に入ります。 勤政殿は2階の月台の上に荘厳に立っていて王の権威を象徴し、公式行事や朝会などの時に使われたそうです。月台の手すりには、朱雀、白虎、玄武、青龍が各方位に基づいて刻まれ、建物を守る役割を果たしています。そして勤政殿の後方には王の事務室である思政殿や寝室の康寧殿、王妃の寝室だった交康殿があります。
勤政殿の左側には宴会の場として使われた、「景福宮」のハイライト(!)、慶会楼があります。人工池の上に建てられた2階の楼閣ですが、現存する木造建築物のうち、大きさからしても、美しさからしても屈指の建物です(^^) その他に「景福宮」探検に欠かせないのが、交泰殿峨嵋山と慈慶殿長生煙突です。特に長生煙突は煙突としての機能を果たすだけでなく、女性の生活空間にふさわしい美学的な要素も備えている美しい芸術作品です。
そしてもう一つ! 「景福宮」の醍醐味といえる「夜の特別観覧」も見逃せません! 昼とは一味違う光景が~! 写真に見られるように、真っ暗な風景と仄かな照明が夢幻的な世界を演出しています。
「景福宮」は、1月、2月、11月、12月は午前9時から午後5時まで、6月から8月までは午後6時30分まで開場しています。毎週火曜日は定休日ですので、参考にしてください。入場料は大人の場合は3000ウォン、10人以上の団体の場合は2400ウォンです。外国人のための解説プログラムもあり、日本語と英語、中国の解説が無料で聞けます。日本語の解説は午前10時、12時30分、2時30分に行われ、「景福宮」の案内室の前に集合して1時間~1時間30分ほど城内を見回ります。
朝鮮の王宮、「景福宮」! 写真を撮ったり、散歩をしたりしながら、ゆっくりと時間をかけて昔の韓国を味わってください(^^)