あさっての9月19日は、 秋夕(チュソク)です!秋夕とは、陰暦の8月15日で 韓国では旧正月と同じくらい大切な日です。実家に帰ったり、みんなでお墓参りをしたりします。ちなみに日本ではお月見をする日ですよね^^
韓国では、秋夕を含む前後1日ずつ休むので、3連休になります。しかも今年は運良く土日とくっついて5連休になりました^^ 江南(カンナム) にある病院も休診の場合があるので確認してから訪問してくださいね^^
ちょうどソウル観光 に来るという方は、観光地は営業しているお店もあるので、安心してください♪
この日は、様々な韓国の秋夕文化をみることができます。今日はその中から3つご紹介します^^
☆秋夕の贈り物
韓国では、秋夕の時にお世話になっている人などに贈り物をします。お中元のようなものですね^^洗剤のセットや使いやすい缶詰のセットなど色々あるのですが、豪華な韓国産牛肉セットもあります!!あと、人気なのがスパムのセット。韓国では、おかずでスパムを焼いたものを食べたり、プデチゲという鍋料理にいれたりするので、重宝するのです。
☆松餅(ソンピョン)
韓国では、秋夕にソンピョン(송편)というお餅を食べます。漢字で書くと松餅。うるち米の粉を水で練り、中にアン(小豆や栗など)をくるんで包み、松の葉っぱを敷いた蒸し器で蒸して作ります。
ソンピョンには、言い伝えがいくつかあって、①上手に作れたら女性はよい男性に出会え、 妊婦は可愛い女の子を産める。②蒸したらないもの、ちょっと捏ね損なった部分のあるソンピョンを噛めば女の子、しっかりと蒸したソンピョンを噛めば男の子が生まれる、というもの。
また占いができるのですが、ソンピョンの中に松の葉っぱを横にしていれ、蒸しあがってから端っこを食べます。中に入れておいた松の葉の根元の方が出てきたら女の子が生まれ、松の葉の先の方がでてきたら男の子が生まれるそうで、妊婦の方は気になって占ってみたりもしたそうですよ。
最近は、作らずにスーパーで購入して食べる方も多いです。でも、ソンピョンは作りながら家族と会話をし、団欒を楽しむ目的もあるものなので、ぜひこういう伝統はなくならないでほしいなあと思いますね^^
☆茶礼床(チャレサン)
秋夕当日の早朝に各家で行う「茶礼(チャレ)」といわれる儀式があります。
茶礼は、先祖の霊を迎え入れるための祭礼で、祭壇に茶礼床(チャレサン)と呼ばれる20種類を超す食べ物を並べます。その前で、拝礼などを行います。
茶礼床に並べる食べ物には様々な決まりがあります。韓国だから辛いものやキムチでしょ!と思ったら大間違い><霊は刺激物を好まないと考えられ、辛くないものがほとんどです。
お肉の並べ方にも規則が!「魚東肉西(オドンユッソ)」といい、魚は東側、肉は西側に置くルールがあります。西側から鶏肉や肉炙、ジョン類、魚炙と配置します。さらに、魚は「頭東尾西(トゥドンミソ)」といい、頭は東側、尾は西側に置きます。難しいですね^^:
さらに果物は、西からナツメ、栗、梨、柿を並べる「棗栗梨柿(チョユルイシ)」という決まりがあり、必ず並べます。
韓国の秋夕文化を今日はご紹介しました^^韓国にいらっしゃる方は素敵な秋夕を、そして日本にいる方は素敵なお月見を~!!!